ギネス・ワールド・レコーズでは史上最も成功したエンターテイナーとして認定されている。世界総売上げは7億5000万枚以上。エルヴィス・プレスリーやザ・ビートルズと同様に、音楽界における歴史上の天才の一人。ギネス記録は「全米シングルチャートで首位を獲得した最年少ボーカリスト」、「全米シングルチャートで初登場1位を記録した最初のボーカリスト」、「年間売上げ高が1億ドルを超えた最初のエンターテイナー」、「史上最高額の所得を得たエンターテイナー」などの記録を保有。アルバム"Thriller"に関する記録は「6500万枚の世界最高枚数の売り上げ」「全米アルバムチャートでの最長期間首位」、「最も成功した音楽ビデオ」などのギネス記録を保有している。
兄弟と結成したジャクソン5のボーカルとしてデビュー。1980年代にはそのダンスやヴォーカルの実力で、全世界をそのエンターテインメント性で魅了した。「ムーンウォーク」は、彼の代表的なダンスのひとつ。ゴシップキングとしても知られ、整形と病気による尋常性白斑の影響によるマイケル・ジャクソンの外観の変化のためよくタブロイドのネタにされる。1993年、マイケル・ジャクソンの1993年の性的虐待疑惑が発生。13歳の少年が自分の父親によってマイケルを告発させられる。だが、本人は現在、マイケルに虐待されたとは思っておらず麻酔を用いた虚偽記憶であったと考えられている。また、2003年にはマーティン・バシールによるマイケルジャクソンの真実の報道の結果、マイケル・ジャクソンは児童性的虐待疑惑で逮捕されたが、マイケル・ジャクソン裁判の結果、全ての件に関し無罪となった。歌手ジャネット・ジャクソンは実妹。
クィンシー・ジョーンズと出会ってからはソウル・R&B、ポップなどを融合させた極めてクオリティの高い作品を発表。ポール・マッカートニーとのデュエットや「Beat It」でハードロックのギタリストを起用するなど、ジャンルや黒人・白人の垣根を超越した存在となった。
1987年の「BAD」、1991年の「Dangerous」ではニュー・ジャック・スウィングと呼ばれるサウンドを多用し、流行を牽引した。
1990年代後半になっても、マイケルは流行に安易に迎合する事を嫌いこのスタイルを保ったが、2001年の「Invincible」では同時代性を意識した曲を多く収録した。
ハードロックにも関心を示し、「Beat It」では、ヴァン・ヘイレンのエディー・ヴァン・ヘイレン、「Dirty Diana」ではスティーヴ・スティーヴンス、「Black Or White」ではガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュを起用している。近年はギター・ヒーローが少ないせいもありなりを潜めているが、「Whatever Happens」ではカルロス・サンタナを起用している。なお、クイーンのメンバーとの接近があった時期があり、「地獄へ道づれ」を提供されているが、諸事情により断り、クイーン自らでの発表を強く薦め、事実それは彼らのスマッシュヒットとなっている。しかしのちに彼らとは関係を絶っている。
パンチの効いたボーカルを聴かせるアップチューンとは対照的に、繊細なハイトーンの美声で歌い上げるバラードにも定評がある。「She's Out of My Life」「Heal The World」「You Are Not Alone」他。
また、社会問題や地球環境といった問題を扱い、広く平和を訴える曲も多い。「Man in the Mirror」「Heal The World」「Earth
Song」などがある。(ウィキぺディアから参照しています)